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RPF(Refuse Paper & Plastic Fuel)とは?

RPF

 

RPFは「Refuse Paper & Plastic Fuel」の頭文字を取ったもので、産業廃棄物の中から紙やプラスチックなどを原料として製造された固形燃料です。20年ほど前から普及し始め、現在では全国各地に約100ヶ所のRPF製造工場があります。

【原料】

製紙産業や工場から出る廃棄物(紙やプラスチックなど)を原料としています。廃棄物を燃料として再利用するという観点から、脱炭素燃料として環境にやさしい燃料と言われています。

【用途】

主に石炭の代替として、ボイラーや焼却炉の燃料として使われます。特にセメント工場、製紙工場、染色工場などで多く利用されており、化石燃料の使用量削減につながります。

【メリット】

木質チップやペレットなどのバイオマス燃料と比較して高い発熱量を持っており、廃棄物の処理とエネルギー生成を同時に行うことができる点が評価されています。また、RPFを利用することで、廃棄物の減容やCO₂排出量削減といった環境負荷の軽減も期待されています。

【RPFの課題】

RPFの利用にはいくつかの課題もあります。例えば、プラスチックに含まれる塩素の処理や、燃焼時に発生するダイオキシン対策などです。こうした課題に対しては、専用の燃焼設備や排気ガスの処理装置が必要となります。

【RPFの価格の決まり方】

RPFの製造工程においては、原料となる古紙や廃プラスチックに熱をかけて溶かす工程があるため、電気やガス、重油といったエネルギーを多く使用します。
溶かしてドロドロになった原料は、運搬効率を上げるため押出成形して固形圧縮しており、その工程で最も大きな電力を使用します。
よって電力会社から購入する電気代が上がれば、必然的にRPFの価格も上昇します。

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